ベストプラクティス

ジャーナリストがTwitterを安全に使う方法

世界報道自由デーにあたり、社会におけるジャーナリズムの役割に鋭い焦点が当てられた昨年のことに思いをはせてみたいと思います。世界的なパンデミックであれ、暴力的なクーデターであれ、国家が正当化する報道規制であれ、ジャーナリストたちは途方もない、時には命にかかわる困難に直面しながら、このつながり合った世界について私たちが十分な情報に基づいて決定を下すのに必要な情報を届けています。

Twitterは、一般の人々が信頼のおける情報源を元にした信頼性の高い情報にアクセスでき、ジャーナリストが安心して自らの報道内容を共有し、議論できるプラットフォームの構築に取り組んでいます。

ここでは、ジャーナリストがTwitterでの安全を確保するために活用できるツールやリソースを包括的に概説します。

サポートを受けやすく

違反は、個別のツイート、リスト、またはプロフィールから直接報告できます。スパム、攻撃的または有害なコンテンツ、不適切な広告、自傷行為、なりすましなどが違反の対象になります。それ以外の内容については、以下のフォームから報告してください。

 

アクセス

アカウントがハッキングされた場合
ログインに問題がある場合
アカウントがロックまたは凍結された場合

 

アイデンティティ

なりすまし
個人情報が共有されている場合

 

攻撃的な行為

別のアカウントから嫌がらせを受けている場合
脅迫を受けている場合
合意のない裸の描写

 

知的財産権

著作権(DMCA)の侵害
商標の侵害
スパム(リンク/ツイートを共有できない)

アカウントを安全に保つために

2要素認証を使う: パスワード以外のセキュリティチェックを追加することによって、アカウントセキュリティを大幅に強化できます。

安全性の高いパスワードを使う: 独自の複雑なパスワードの使用と、定期的な変更は、アカウントの最初の防衛ラインになります。パスワードには個人情報や「password」のようなわかりやすい単語は使わず、大文字と小文字、数字、記号を組み合わせて使用してください。

パスワードリセットの保護を有効にする: アカウント設定でこのオプションをオンにすると、アカウントに登録されているメールアドレスと電話番号の入力を求められるようになります。これにより、パスワードリセットのメールまたはテキストが有効になります。

ツイートを保護する: Twitterに登録すると、ツイートは公開され誰もが見ることができるようになりますが、自分のツイートをフォロワーにのみに見せることもできます。フォローを希望する人がいると、リクエストが届きます。

不審なメッセージに注意する: Twitterから利用者への連絡は、アプリ内またはドメインhttps://twitter.comからのメールでのみ行われます。疑わしい場合は、直接twitter.comにアクセスし、そこからログインしてください。

安全のための機能を使う

ミュートで不要な情報を排除する

自分や自分の仕事に関係のないツイートが表示されることがあります。ミュートは設定にある機能で、アカウントのフォローを解除したりブロックしたりすることなく、タイムラインからアカウントのツイートを削除できる機能です。ミュートしたことはこのアカウントには通知されませんが、そのアカウントから@ツイートがあった場合や、DMが送られてきた場合は、引き続き通知を受け取ることができます。

紫色の背景上に、Twitterプロダクトのスクリーンショットがモバイル端末内に示されている。

多すぎる場合は、アクセスをブロック

ブロックを使うと、特定のアカウントが自分のアカウントとやり取りできないように制限できます。ブロックされたアカウントは、あなたのツイート、あなたがフォローしているアカウント、あなたをフォローしているアカウント、リスト、いいねを見ることができなくなります。また、あなたのタイムラインにもその相手のツイートが表示されなくなります。

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通知を制限する

フォローしていないアカウントから不要な@ツイートや返信が届く場合は、受け取る通知を制限できます。さらに、特定のキーワード、フレーズ、ハッシュタグ、ユーザー名でツイートを制限することもできます。報告したツイートは、[通知] タブ、プッシュ通知、ホームタイムライン、ツイートへの返信から削除されます。

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返信を非表示にする

特に難しい話題やテーマを取り上げている場合は、ツイートへの返信を非表示にすることによってネガティブなコメントを制限し、集中して健全な会話を促すことができます。

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Twitterのプロダクトやツールを活用する

会話設定

最近導入されたこの機能を使うと、自分のツイートに返信できる利用者や、ディスカッションに参加できる利用者を選ぶことができます。ツイートの作成者は、会話に集中し、攻撃的な返信が表示されないようにするために、コメントできる利用者を詳細に設定できます。ただし、コメントが許可された利用者(全員、あなたがフォローしている利用者、あなたがタグ付けした利用者)が誰であっても、透明性を保つためにツイートにラベルが付けられます。誰もが見ることができますが、返信はできません。

この機能をいち早く採用したニュースメディアやジャーナリストは、1対1のインタビューを行ったり、取材チームとして会話をしたり、さまざまなニュース記事に関するパネルディスカッションを開催したりしています。

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ツイート通知

ジャーナリストであれば、寄稿者や同僚、あなたの記事に関心を持つ利用者たちから届く最新の情報や意見に耳を傾ける必要があります。そのためには、相手のアカウントのプロフィールページにある通知アイコンを使って、フォローしているアカウントがツイートやライブ配信を行ったときに通知を受け取るように設定できます。

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リスト

リストは、同僚から特定の分野の寄稿者まで、信頼できる情報源がツイートしている内容を把握するのに非常に重要なリソースです。リストは自分のタイムラインに表示されているものに基づいて作ることができ、他のアカウントが作ったリストに参加することもできます。

ニュースメディアの場合であれば、リストは、スタッフのジャーナリストを含むすべての関連アカウントのフォロワーを増やすためのすばらしいツールです。特定のストーリーやニュース速報を中心に展開させることもできます。

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