Twitter活用事例
英国のサッカー関連パートナーが活動休止期間中に行ったツイートの方法
世界中が前例のない状況に置かれたこの時代に、スポーツファンはリアルタイムのスポーツコンテンツへの渇望を何としても満たそうとしています。英国のサッカークラブやリーグは、枠にとらわれないクリエイティブな発想で、ピッチの外でも魅力的で情報豊かなツイートをフォロワーに向けて発信しています。この記事では、英国全土のサッカー関連パートナーが成功を収めた主な例をご紹介します。

状況に対処する
私たちは皆、同じ困難に直面しています。そしてスポーツには人々の距離を縮める特別な力があります。クラブやリーグは、Twitterでその影響力を発揮し、ファンに向けて健康を守ること、政府が推奨している対策に従うこと、そして団結して立ち向かうことを呼びかけています。
- イングランドのプレミアリーグに所属する全クラブが力を合わせて「 #WeAreOneTeam (私たちはひとつのチーム)」というメッセージを発信し、プレミアリーグがそれをモーメントにまとめました。
- トッテナム・ホットスパーは、20秒のゴール映像クリップを投稿してファンを楽しませました。この映像を見れば、フォロワーが手を洗う時間を把握できるようになっています。
- ワトフォードはあるプレイオフの試合で生まれた有名な解説をアレンジして、正しい手の洗い方を示す図を作りました。
- イングランドサッカー協会(FA:フットボール・アソシエーション)は、ソーシャルディスタンスを保ったライオンのロゴをイングランド代表とイングランド女子代表の新しいロゴとして発表しました。
- チェルシーはNHS(英国の国営医療サービス事業)をサポートする意思を示すために表示名を変更しました。

名シーンと感動がよみがえる
クラブやリーグには貴重なアーカイブがあります。あの頃の感動を皆でもう一度味わえたらどんなにすばらしいでしょう。スポーツの歴史を象徴する名場面の数々は、ファンの心に楽しかった頃の思い出や、お気に入りの選手・チームのベストゴールをよみがえらせます。
- リバプールは#LFCReplayed ウォッチパーティーを企画し、クラブの長い歴史の中で記憶に残る試合のハイライトを独自に発信しました。
- マンチェスター・シティは、ファンに好きなサッカーの名場面を投票するよう呼びかけ、それを美しいアニメーションにしました。
- イングランドサッカー協会は、イングランド代表(@England)の歴史を象徴する試合をライブ配信するためにアーカイブを徹底的に調べ上げました。そして、リアルタイムでストリーミングしながら、過去や現在の世界的選手たちにコメントや思い出を語ってもらいました。
- 今夏のUEFA Euro 2020大会に代わるものとして、@ITVFootballはハッシュタグ#Euro96Relived を使ってUEFA Euro 1996を追体験するイベントを開催し、歴史的大会となった全31試合のクリップをツイートしています。

VITを活用する
サッカー選手はTwitterでも特にフォロワー数が多く、伝説的存在として敬愛しているファンも少なくありません。Twitter VITアプリでは、クラブやリーグのチャンネルを通じてフォロワーが直接選手と関わりを持つことができ、多くのクラブがこの時期にQ&Aを活用してファンとつながってきました。
- アーセナルは#AskRob を使ってセンターバックのロブ・ホールディング選手とのQ&Aを開催しました
- サウサンプトンFCは#AskMoussa を使って左ウィングのムサ・ジェネポ選手とのQ&Aを開催しました
- レスター・シティは#AskAyo を使ってフォワードのアジョセ・ペレス選手とのQ&Aを開催しました
- VITアプリを使わずに選手がQ&Aを行う場合、クラブはモーメントを使ってすべての回答を集めることができます。リバプールはこの方法で、フィルジル・ファン・ダイク選手と#AskVirgil Q&Aを行いました。

eスポーツとゲーミングに目を向ける
多くのサッカーファンは、サッカーゲームソフト「#FIFA20」(以下「FIFA」)の熱心なプレーヤーでもあります。この2つの情熱を結びつけない手はありません。eスポーツはサッカー関連パートナーにとって新しいライブコンテンツを配信するチャンスを生み出します。Media Studio ProducerやLiveCutなどの動画編集サービスを活用すれば、本格的な動画を簡単にストリーミング配信できます。
- イングランドサッカー協会は、Twitterでのライブ配信による#FootballsStayingHome(サッカーステイホーム)カップを開催しました。これは、National Emergencies Trust(英国の慈善事業)を支援するために、イングランド代表とイングランド女子代表のスター選手16人が参加したFIFAトーナメントです。
- レイトン・オリエントFCは、ハッシュタグ #UltimateQuaranTeam を使ってヨーロッパ全域のクラブ対抗FIFAトーナメントを開催しました。活動休止期間に入って以来、大規模なeスポーツトーナメントを開催したのは同クラブが初です。世界中の128チームが参加し、ウルブズがチャンピオンの座を獲得しました。
- エミレーツFAカップの準々決勝が行われるはずだった週末、イングランドサッカー協会はファンがFAカップの熱狂を体験できるよう、本来のスケジュールに合わせて模擬試合をライブ配信することを決めました。
- プレミアリーグは、#ePremierLeague(eプレミアリーグ)招待選手競技会をライブストリーミング配信し、各クラブのシニアプレーヤー1名がFIFA20をプレイして獲得した賞金を#PlayersTogether(プレイヤーズトゥギャザー)というイニシアティブに寄付するイベントを実施しました。

楽しく盛り上げる
危機的な状況では、雰囲気を明るく保つことが重要です。弊社は、多くのパートナーがゲームやクイズ、コンテストを企画するのを目にしてきました。Twitterは公共の場で世界中に広がる会話を生み出すのに最適なプラットフォームであり、たとえリアルタイムのスポーツイベントが中止になっても、ファンは家にいながらさまざまな方法で楽しみたいと切望していました。
- マンチェスター・シティは、ファンにセルヒオ・アグエロ選手の画像に色を付けてもらうイベントや、間違い探しを行いました。
- リバプールはチームと一緒に行うヨガセッションを開催し、楽しいひとときのクリップを共有しました。
- サウサンプトンはマンチェスターと三目並べで対決しました。
- バイエル04レバークーゼンはアストン・ヴィラと四目並べで対決しました。
- プレミアリーグは、ファンの投票によってその週のプロフィールカバー画像を選ぶイベントを行いました。
- サウサンプトンFCは、ファンのためにTwitterでのユーザー名にちなんだ特別仕様のスマートフォン用壁紙を作成しました。
