Twitter活用事例

@TwitterIndia、「懐かしの90年代」でクールに決める

2020年には多くのできごとがありました。さまざまなニュースが世界中をめぐるなか、新型コロナウイルス感染症の最新情報、#BlackLivesMatter の運動に対応したコミュニティづくりへの取り組み、政治家や政府機関からの情報などを求めて、多くの人がTwitterにアクセスしています。これらはすべて重要な問題ですが、心が軽くなるような瞬間をプラットフォームに求める利用者も、そうした瞬間を提供している人々もいます。

今年の夏、@TwitterIndiaは、国にとって試練の時期に、誰もが大好きな90年代をたたえるという楽しいキャンペーンを開始し、多くの人に喜びをもたらしました。近年、ファッション業界全体で、この時代への懐古趣味が世界的に広まっています。新型コロナウイルス感染症の影響で新しいテレビ番組、映画、ライブイベントの制作が止まっているなか、インドのエンターテインメント放送ネットワークはアーカイブをさかのぼり、過去のポップカルチャーを取り上げています。

インドにおけるTwitterのエンターテインメントパートナーシップの責任者であるCheryl-Ann Coutoにとって、90年代をたたえることはとても簡単に思えました。「私たちは1990年代に焦点を当てました。世界中で言えることですが、おそらくインドでは特に、この10年間がポップカルチャーおよびエンターテインメント業界にとって象徴的だったからです。カルトコメディやお決まりの映画ソングの歌詞、MTVとインド人ポップスターの台頭を思い起こしてみてください。これほど頻繁に、そして楽しく愛着をもって語られている時代はありません」

インドで最も愛されるエンターテイナーたちとTwitterが連携し、タイムラインに喜びと懐かしさをもたらしたストーリーをご紹介します。

オリジナル絵文字とハッシュタグ

3週間のキャンペーンは、オリジナル絵文字とそれを利用するための専用ハッシュタグ一式(#90sLove#BackToThe90s#90sNostalgia)のリリースから始まりました。このリリースを最大限に広めるため、90年代のヒロインであり、多くの古典的な90年代ボリウッド映画で主役をつとめたKajolさんがタグ付けゲームを先導しました。90年代のお気に入り映画をリストアップし、何人かのボリウッドのトップスターにもこの楽しい取り組みへの参加を求めたのです。こうして自然発生的に会話が盛り上がり、#90sLove は国内でトップトレンドとなり、Twitter利用者たちが次々と参加しました。

背景テクスチャ。

『Andaz Apna Apna』のウォッチパーティー

Netflix Indiaが主催したインド初のTwitterウォッチパーティーでは、90年代のカルト的ヒット映画『Andaz Apna Apna』が配信されました。 エンターテインメント放送ネットワークにとってウォッチパーティーは、ファンを結びつけ、視聴を促進し、映画への愛を共有するコミュニティ意識を育む優れた方法です。ファンたちが集まってGIF、ミーム(拡散しているネタ)、引用を共有し、俳優のAnanya PandayさんやコメディアンのKusha Kapilaさんなど、インドのエンターテインメント業界の著名人も参加しました。

背景テクスチャ。

Harsha Bhogleさんと振り返るクリケットの名シーントップ10

クリケットはインドの文化に深く根付いており、90年代を振り返ればスポーツ界の歴史に残る瞬間がたくさんあります。キャンペーンの第2週には、Twitterはインドの第一線のクリケットコメンテーターHarsha Bhogleさんと連携し、最も記憶に残る試合と瞬間10選をスレッドとライブQ&Aでまとめました。何千人もの人々がQ&Aを視聴し、それに応じて自分の好きなクリケットのスコア、ツアー、選手について話し合いました。

 

背景テクスチャ。

MTV再結集

MTVは1990年代にインドでの音楽ポップカルチャーの始まりに貢献し、初期のVJたちはインドのオリジナルのインフルエンサーになりました。Twitterはこの時代を最も象徴する3人とチームを組み、MTV Indiaがホストするライブ動画での再結集を実施しました。3人はTwitterの新しい会話設定を使用して再結集を発表し、その楽しいやり取りを簡単にフォローできるようにしました。

背景テクスチャ。

ラッパー、Baba Sehgalさんの歌とQ&A

若い頃の音楽を聴くことほど、幸せな気持ちを呼び起こすものはありません。Baba Sehgalさんはその陽気なリズムで90年代の伝説的存在となりました。そのため、BabaさんがTwitterでリクエストに応じて90年代の曲を歌い、40分間のQ&Aに参加したとき、ファンは大喜びしました。いいね、返信、さらにこのような動画パフォーマンスを通じて人々と関わることで、つながりを育て、ファンの気持ちを確かめることができます。歌のイベントは少し手間がかかりますが、いいねするのは費用がかからず、見てくれているという気持ちをファンに与え、今後のツイートのエンゲージメントを高めることができます。

背景テクスチャ。

以上のような「懐かしの90年代」キャンペーンにより、90年代関連ハッシュタグを含むツイート4万6,000件以上、動画再生数40万7,000回以上、報道記事100件以上が生まれました。

Twitterでグローバルパートナーシップソリューションを監督するEmily Lanfearは、キャンペーンに対するTwitter利用者からの肯定的な反応が、キャンペーンを真の成功に導いたと述べています。「私たちの誰もが、この前例のない時代に喜びの瞬間を探し求めています。パートナーと協力してタイムラインに魔法をかけ、そのような瞬間を作り出せたことをとても嬉しく思います」

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