Twitter活用事例

WNBAがTwitterで白星を上げた方法

コラボレーションが、スラムダンクのように驚くほどの効果を発揮することもあります。WNBAとTwitterのパートナーシップが始まって以来、同リーグはさまざまな方法でコミュニティと関わり、プレイヤーの声を広める場としてTwitterに期待をかけてきました。Twitterは、第25シーズンを祝して、このような目標を実現するための重要なサポートをいくつか行いましたが、その効果は予測を超えるものでした。

 

Twitterでの@WNBAの人気は本物であり、ますます高まっています。2008年にプラットフォームに参加して以来、WNBAは、女子バスケットボールに関係するあらゆること(リーグ、選手、コミュニティにとって重要な議論)の情報源として重宝されています。試合をライブ配信するためのパートナーシップとして始まりましたが、選手、ファン、特別ゲスト、専門家が皆集まってダイナミックな会話をする場所へと発展しました。フォロワー数は公開時点で70万人を超えており、ファンはさまざまな方法でこのスポーツと関わることができます。 絵文字を使って#WNBATwitter を公式化することや、Twitterスペースの会話を活用して試合のライブ配信を強化することなど、Twitterはリーグが2021年シーズンにこれまで以上に注目を集めるためのツールを提供しました。

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「私たちのパートナーシップは特別です。長期にわたる関係を築き、WNBAの最高の瞬間をTwitterにいるファンに届けることに注力しています。試合のライブ配信やスペースでの会話、ファンと関わる機会、その他のあらゆることで、私たちはともに成長し、革新し続けています」とスポーツパートナーシップ担当シニアマネージャーであるKelsey Taylorは述べています。

 

WNBAはその歴史を通じて社会正義に関する議論の最前線に立ち、女性のスポーツを推進することに尽力してきました。Twitterは、このような点を前面に出し、中心に据えて取り組むことが簡単にできる理想的な場所です。この多様性に富んだコミュニティではもちろんバスケットボールに関する会話がなされていますが、政治やムーブメントのほか、自分の経験がどのように世界観の形成に役立っているか、というようなツイートも投稿されています。

 

「私たちのファンは、社会正義がリーグのアイデンティティのあらゆる面で重要な役割を果たしていることを認識しています。Twitterはずっと、ファン、選手、チーム、リーグが社会正義に関する会話をするために集まれる場所です。Twitterは、私たちの国が今日直面している重要な問題に対して、前向きな変化と認識を促すために、集団として提唱していくプラットフォームとしての役割を担っています」とWNBAのCMOであるPhil Cookさんは述べています。

 

Twitterチームがファンのエンゲージメントと行動について詳細に分析したところ、2020年にWNBAのオーディエンスが社会正義についてツイートした回数は、Twitter利用者平均の約13倍であったことがわかりました。WNBAの選手とスタッフは度々、着るものを利用して社会正義のコミュニティに変化をもたらし、政治的なムーブメントへの支持を示しています。このような活動はスポーツコミュニティ全体のタイムラインの内外で話題になっています。これがスポーツコミュニティに与える影響は、決して無視できません¹。

 

「Twitterでの会話は進化を遂げ、世界に本当の変化をもたらします。私たちは、このコミュニティにとって最も重要である社会正義に関する会話をサポートし、促進したいと考えています」とTaylorは言います。「またTwitterで、#WNBATwitter コミュニティがコートの内外で互いにサポートし合う場所となっているのです」

 

選手にとって最も重要なことを後押しするため、Twitterは2021年5月にリーグや選手と協力して#ForTheW(勝利のために)を立ち上げました。 このキャンペーンでは、史上初となる動的なTwitter QRコードがプリントされたパーカーを採用しました。このQRコードを読み取ると、事前入力されたツイートにつながり、#WNBATwitter へのサポートを示すために投稿できるようになっていました。144人の選手全員と主要なインフルエンサーがパーカーを受け取りました。舞台裏では、デザインと生産の大部分をBIPOC(黒人、先住民、有色人種)コミュニティのメンバーが担いました。

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「これは単なるパーカーではなく、プラットフォームなのです」とTwitter Next Creative LabのリーダーであるJohn Leeは述べています。「WNBAの選手の言葉によりTwitterに大きな動きが生まれることがわかっているので、選手が直接Twitterで会話を生み出せるようにデザインしました」

 

新しいハッシュタグと同様に、パーカーも会話が大幅に広がっていくことに寄与しました。#W の画像は2,500回以上スキャンされ、TwitterでのWNBA開幕日に関するツイートは前年の2倍以上になりました。公式ハッシュタグは2021年シーズン中に25,000回以上使用されました。このキャンペーンは、ESPNでの試合後AdWeekで取り上げられました。ローンチに関するツイートはリーグで最大規模のいいね数を獲得し、500件を超えるリツイートと引用ツイートがありました。

 

「Twitterはすばらしい仕事をしてくれました。オレンジ色のパーカーが私たちの文化的アイデンティティに与える重要性を認識してくれていましたね」とCookさんは述べています。「パーカーのテーマとメッセージを伝えるQRコードの復活が結びつき、社会正義というテーマで現代の若者とつながるための非常に優れた手段になりました。#FortheW パーカーはこのようにして誕生したのです」

 

分析を別にしても、選手、チーム、ファンがデザインとアイデアの両方を気に入っていることは明らかでした。Las Vegas Aces「私たちを見て、一緒に立ち上がってください」Terrika Foster-Brasbyさん「WNBAの新しいインタラクティブなパーカーはかっこいいでしょう?」といったツイートが示すように、熱のこもったエキサイティングな会話にあふれていました。

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今後も引き続き、TwitterにとってWNBAとのパートナーシップは、スタメンのように重要です。今後の作戦は、このダイナミックなコミュニティに新しい方法で成長を促し、関わっていくことです。プラットフォームが提供する最新のプロダクトを活用し、リーグの未来に向けて構築していくこのパートナーシップは、まだ始まったばかりです。

 

「Twitterでイノベーションを続け、ストーリーを共有してリーグ、チーム、WNBA選手の声を代弁するための新しく革新的な方法を見つけていくことを楽しみにしています」とCookさんは話します。「TwitterでのWNBAコミュニティにとって可能性は無限にあり、Twitterは私たち全員をつなぐ主軸となるプラットフォームだと考えています」

 

出典:

1. Twitter内部データ(SeMANTIC CORE)、期間: 2020年、米国のみ

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