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私のフォロー: Miel Bredouw

人気のアカウントは、Twitterをどのように使いこなしているのでしょうか?どうやって仕事とのバランスをとり、どのくらいの頻度で@メンションのツイートをチェックしているのでしょうか?そして何よりも、どんな人をフォローしているのでしょうか?「私のフォロー」では、毎月人気があるTwitter利用者の日常に迫ります。今月は、コメディアン兼ライターであり、ミュージカルコメディのポッドキャスト「Punch Up The Jam」のホストでもあるMiel Bredouwさんのインタビューからお届けします。

 

友人たちがツイートしていることを初めて知ったとき、私はTwitterアカウントを作り、当時人気があった人をみんなフォローして、愉快に振る舞おうと必死になりました。当時は明らかに、別人のように振る舞おうとしていました。Twitterとはそういう場所だと思っていたからです。ですが私はすぐにあきらめました。Vineが登場したときは、ただの楽しい気晴らしだと思い、そこでチャンスを得られるとは思っていませんでした。当時ソーシャルメディアはキャリアとは何の関係もなく、あくまで趣味だったのです。

背景テクスチャ。

弟と一緒にこのVine動画を作ったのを覚えています。スマートフォンをチェックして「わあ、みんながいいねしてくれてる」とわかったのです。そのときはそれが意味のあることだと感じましたが、1週間後には「でも、私の人生は何も変わらない」と考えていました。 それほど真剣に捉えたことはありませんし、少なくともそうしないように努めてきました。ですが確かに、コンテンツの隣に小さな炎の絵文字(「いけてる、かっこいい、美しい」などを意味する)がつくと、どこか認められたような気持ちになりました。特に、もっとそれに力を入れ始め、コメディアンとしての腕を磨こうとし、自分がオンラインでどんな人間になりたいのかが見えてきてからは、そのような気持ちは強くなりました。

 

どんなときにツイートして、どんなときに一旦しまっておいて何かと組み合わせればいいかは、今も探っている最中だと思います。 私は下書きが大好きで、(ツイートを)下書きに保存しておいて、「ああ、考えていたあのジョークは順序を変更しないと」などと後から思うこともあります。ですが、それはおそらく実際のツイートの20%くらいでしかありません。下書きに入れたもののほとんどは、下書きのまま終わります。下書きは不毛の地ですね(笑)

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#FilmTwitter(映画)が大好きなら、Karen Hanさんが最高に面白い撮影ショットを集めています。Karenさんはポン・ジュノ監督の大ファンで、夢中になっています。 私の友人のJill Gutowitzさんは、クィア女性の視点から最高におかしなコンテンツをツイートしています。こんな視点をもっとネットで見てみたいです。皮肉ならReductressの右に出る人はいないでしょう。自分が思ったことを友達に言ったら、数日後にその発言が皮肉とともにReductressでツイートされていたことが何度もあって、恥ずかしくなるほどです。そこでの私はまるで悪者扱いです(笑)。

 

みんなが大好きな@jaboukieさんは今、ほとんど単独で「Twitterの声」とは何かを定義しているように思えます。Jaboukieさんが何かをツイートすると、翌日には誰もが同じ調子でツイートしていますが、その功績が十分に認められているのかどうかはわかりません。Josh Gondelmanさんは業界で最も優しいコメディアンとして知られていて、定期的にTwitterに現れては「5分ぐらい時間があるので、励ましてほしい人は言ってください」とだけツイートします。利用者が反応したら、その人にとって本当に必要な言葉をかけます。知らない人でも、友達でも、定期的にあらゆるTwitter利用者に価値を認める言葉をかけています。本当にすばらしいことです。

 

現在私にわかっていることは、何も考えずに画面をスクロールするのとは違って、積極的に人と話したり会話を維持したりするには多くのエネルギーが必要で、そのエネルギーは他のことに使えるかもしれないということです。インターネット上で自分自身に誠実であり続ける唯一の方法は、考えすぎないことだと思います。もし「面白くしなければいけない」と考えているとしたら、面白くしようとすることによって本当の自分から離れていくかもしれません。そうなると、本質的にあまり面白くなくなってしまいます。

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数か月前まで、「Punch Up the Jam」はDemi Adejuyigbeさんと共同で運営していました。Vineで出会った私たちの共通の基盤はソーシャルメディアリテラシーでした。私はただ楽しく、軽いものにしようとしてきました。また、ポッドキャスト配信について考えると、リスナーは実際には会話に参加できないのですが、その一部になのだと思います。ソーシャルメディアが架け橋となることで、利用者は自分が貢献していると感じることができます。

 

こちらのすばらしい絵文字謎解きを考えたのはDemiさんです。私たちのショーの形式はとてもユニークです。どの曲を取り上げるのか完全には明らかにせず、こっそりと曲を宣伝します。そして24時間後にみんなを大々的に呼び集めて聴いてもらうという方法で、プロモーションを促進しています。

 

ポッドキャストを完全に引き継いだとき、どうやって絵文字謎解きを続けようかと悩みましたが、すぐにDemiさんの真似をしようとせずに、自分のやり方でやればいいのだと気づきました。「Steal My Sunshine」のエピソードでは(ミュージックビデオに)たくさんのオレンジ色のモペッド(エンジン付き自転車)が登場し、みんなそれに乗っていたので、オレンジ色のモペッドの絵文字で三角形を作ってツイートしました。このやり方をDemiさんが思いついたのは素敵なことで、本当に特別な才能だと思います。

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