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注目の人: Makayla London

クリエイターは、拡散力のあるトレンドやインパクトのあるリアルタイムでの盛り上がりについて時代を先取りしており、世界中のオーディエンスの共感を呼ぶ有意義なつながりを生み出しています。「注目の人」では、Twitterでもひときわ輝く優れたクリエイターを紹介しています。今回は、Makayla Londonさん(@MVKDRE)から、Twitterで「近所で希望を配る人」になったいきさつについてお話を伺いました。

Makayla Londonさんの写真。

私はTwitterで自分自身を見つけられたような気がします。私にとってTwitterは、18歳のときから自分の思いを伝える場です。自分のプラットフォームでは、自分らしく、やる気を起こさせる存在であり続けることによって、若い人たちにインスピレーションを与えたいと思っています。フォロワーからは、地元の友達のように思われていて、「あなたとなら話せる気がする」と言われることが多く、実際に会って話すこともあります。それが本当に嬉しいんです。

実際、Twitterのおかげで私のキャリアは大きく前進しました。どうやってフォロワーを増やしたのかと聞かれたら、「Twitterにツイートや動画を投稿したら、みんながそれをシェアしてくれたの」と答えます。特に、金色のグリル(歯のアクセサリー)をつけてMike Jonesさんの「Still Tippin'」を歌った動画は、私の美意識やスタイルを知ってもらうきっかけになりました。当時はまだ「インフルエンサー」という言葉が生まれて間もない頃で、実際に職業として選択肢になるものでもありませんでした。そのころ私は他の仕事をしながら大学に通っていましたが、そのうちに有名になり始めました。今でも「Still Tippin'の人?」と聞かれることがあります。

背景テクスチャ。

今ではそのとき自分が考えていることや気になっていることなど、リアルで飾らない内容をよくツイートするようになりました。ファッションや美容から、政治みたいな深く知的なことまで、ランダムに質問したりして、Twitterを何でも話し合えるコミュニティのように利用するのが好きです。Twitterは同じような考えを持つオーディエンスとつながって、何でも話し合うことができる自由でオープンな空間です。

私がこのような活動をしているのは、子供の頃自分が目指すような憧れの人がいなかったからです。ありのままの自分でいながら、自分を曲げずに仕事を得たり、スポットライトを浴びたりしようとする人がいなかったのです。私と同じような容姿で、同じように感じている多くの若者の代表として、親しみやすい存在であり続けることが重要です。私の中にさまざまな個性が並列していて、幅広い興味やニッチなコミュニティを持っているのですが、成長するにつれ、多くの人がそれを縮小させようとしていることに気づきました。私を私たらしめているもの、そして最高の自分だと感じさせてくれるものを変えようとは思いません。それを、ある意味、若い自分に向けて表現しようとしています。もし私にTwitterで「ねえ、あなた、変わる必要はないわ。そのままで美しい。幸せでいさえすればいい」と言ってくれる人がいたら、多くの悩みや葛藤、ボディイメージの問題から解放されていたと思います。ソーシャルメディアでは特に、誰もが経験することです。フォロワーには、アプリを開いたときに、ポジティブなメッセージを目にしてもらいたいのです。

背景テクスチャ。

大学時代、A$AP Rockyさんにリツイートしてもらったことがあったのですが、そのときは自分がキャンパスで一番クールな女の子だと思いました。1週間くらいは誰も私に文句を言いませんでした。もちろんこのことから、ただのリツイートや反応がいかに大きな意味を持つかがわかります。だから、私はその感謝を別の人に送ろうとしています。それがコミュニティを作る原動力であるし、お互いに関わり合い、交流することで一緒に作り上げていきたいと思っています。私は常に引用ツイートで会話を盛り上げています(少しジョークも交えることもあります)。

私たちは、ソーシャルメディアに支配された空間に生きています。利用者が最初に目にするのはあなたの画像、写真、動画ですが、スクロールしてただ通り過ぎてしまうこともあります。しかし、Twitterは人々の考えやおしゃべりを扱う、業界をリードする存在です。他のプラットフォームとは違い、より多くの議論を交わすことができ、その人や考え方とより深く関わることができます。Twitterの世界に飛び込むと、より多くのことを学べるように思えます。さらに、Twitterでは、多くの流行を作る人たちが文化的な会話をし、それが他のプラットフォームにも伝わっていくため、Twitterで起こったことが文化を決定づけているともいえます。ファッションデザイナーのValentina Voightさんがいい例です。Valentinaさんは、ツイートしたり、自分の新作を織り交ぜたりするだけで、自分の会社を中心としたコミュニティ全体を作り上げています。みんながValentinaさんのブランドに参加しているように感じているし、私もその1人としてValentinaさんが次に何をツイートするのか、どんな作品が発表されるのかをいつも楽しみにしています。

自分のブランドを持つ起業家として、2022年はレベルアップし、自分の武器を研ぎ澄ますつもりです。私は現在、プロとして契約しているモデルですが、小さな町の出身で複数のルーツを持っています。今、私は前に進む時期に来ています。イベント会場も営業を再開しているので、またDJをしたり、ショーに出演したりしています。これこそ心から熱中できることだし、つながっていると感じられます。自分が今でもキュートな女の子だということを実感できるからです。ネイルをして、ピアスをつけて、すこし汗をかいて、というように。それを自分のブランドにも役立てて、強くて中身のしっかりとしたタレントでありたいと思っています。そして、その過程を通じてリアルタイムでみんなに私のことを見てもらいたいのです。「今、キッチンで料理しています。これからいろいろなものを紹介します」というようにね。そうすることで、みんなも私と一緒に道を歩んでいるような気分になってもらえます。私が他の人たちを応援するように、みんなにも私のことを応援してもらいたい、そう願っています。

背景テクスチャ。

ありきたりの言葉に聞こえるかもしれませんが、私はいつも新進気鋭のクリエイターにこう言っています。他の人が今一番ホットだと思っていそうなことや、お金になりそうなことではなく、自分の情熱を追求し、重視すること。自分の内なる子供に目を向けること。子供時代が一番自分らしくいられるときだから。絵を描くのが好き、料理をするのが好き、何かを作るのが好き、という人は、一歩引いて好きなことを見直してみましょう。そのことについて話したり、共有したりするだけで、同じような興味関心を持つコミュニティをTwitterで見つけることができるのですから。必然的に成長できるし、誰にも強制されることなく夢中になれます。自然とそれにのめり込むようになり、自分と同じような人たちが集まってきます。とても不確かなプロセスなので、とにかく自分なりにやってみることです。

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