Q&A | Twitterを語る

Twitterを語る: NDTVのSohini Guharoyさん

月に一度の「Twitterを語る」では、Twitterで際立ったツイートをしたり、大きな話題を集めたりした特に興味深いパブリッシャーやソーシャルメディアのプロフェッショナルと、その舞台裏に迫ります。今月はNDTVニュースグループのオーディエンス&ソーシャル戦略責任者であるSohini Guharoyさんにお話しいただきます。

背景テクスチャ。

ご自身について簡単に教えてください。NDTVのアカウントにフォロワーが集まる理由は何でしょうか?また、ご自身が関わって大きな話題を集めた出来事について教えてください。

私はデジタルニュース発行業界で、ソーシャルメディアの台頭に合わせて進化し、歩んできました。ソーシャルメディアとほぼ同時代を生きているといえるかもしれません。かなり密接な関係にあります。アルゴリズムの変化に伴って、私は常にフィードに注目しています。NDTVでは多くのすばらしいアカウントの中で注目を集めるために、さまざまな実験、取り組み、試行錯誤を続けています。

NDTVは信頼できるニュースを提供するメディア企業です。ブランドとして、当社の携わっている活動があるのは読者、フォロワー、視聴者のおかげであり、1つひとつのツイートに責任があります。NDTVには15以上のアクティブなTwitterアカウントがあり、代表となるのは@NDTVです。最近ではそのフォロワー数が1,300万人を超えました。ソーシャルメディアの良いところは双方向のやり取りができることです。 人々は当社に対して意見を述べることができ、当社はフィードバックを真摯に受け止めます。すべての建設的なフィードバックを把握し、伝えることが当社の標準的なやり方です。

 

2020年におけるソーシャルメディア管理者のあり方についてお聞かせください。

私たち全員にとって、ジェットコースターに乗っているようなものです。魅力的な仕事だと思いますし、これ以外の仕事は考えられません。複数のフィードを追いかけ、事実を検証し、複数の部署と調整しながら原稿作成、クリエイティブ制作、原稿編集、事実確認、デザインを行い、約5分以内にコンテンツをソーシャルメディアで公開することは簡単ではありません。組織の規模やソーシャルアカウントの数にもよりますが、チームワークが不可欠です。私個人のスマートフォンでは、常時12個のTwitterアカウントにログインしていて、すべてのアカウントについて通知を設定しているので、1日中その音が鳴りっぱなしでまるでパーティのようです。

 

ソーシャルメディアに携わってどのくらいになりますか?その間、業界はどのように変わりましたか?

業界経験は8年ちょっとですが、この6年間はソーシャルメディアに特化した仕事をしています。ソーシャルメディアの進化に応じて私のキャリアも進化してきたので、お互いに深い関係があります。だから私にとってソーシャルメディアはとても魅力的です。大手ニュースメディアがソーシャルメディアの流れに乗り始めたのは6、7年前のことでした。これはインドでの話です。その当時、多くのブランドはそういったプラットフォームに参加し、新しい情報源になることを望んでいました。そしてようやく、各ブランドが広告コンテンツに興味を持つようになったのは喜ばしいことです。各ブランドが当社のソーシャルメディアキャンペーンに関心を示すのを見ると、非常に健全な兆候だと思います。

 

Twitterとの関係についてお話しいただけますか?

とても親密です(笑)。私はTwitterにはまっていて、Twitterは自分のパーソナルスペースに深く入り込んでいます。 トラッキングしていないときはフィードをスクロールしてツイートに反応しているからです。ニュースだけでなく、いろいろな人の逸話や考え、詩などもよく読みます。特にコロナ禍にあっては、フィードを見て、人々が自分たちの感情に対してとても人間らしく、ごく普通に反応しているのを見るのはすばらしいことで、とてもリアルです。プラットフォームとして、これほど多くの声を集められるというのはすごいことだと思います。

 

Twitterの機能の中で特に過小評価されているものは何ですか?

個人的にはTwitterのモーメントがとても好きになりました。時にはコンテンツが多すぎて見るのが追い付かないほどです。私たちは認証済みアカウントや信頼できる新しい情報源がどれかを知っています。しかしそれ以外の、たとえばある特定のニュースアカウントしかフォローしていないような人たち向けの情報を、最終的にまとめたスレッドを提供できれば、と思っています。

 

では、もしも願いが叶うなら、編集ボタン以外でTwitterにどんな機能がほしいですか?

動画カルーセルがあれば嬉しいですね。ツイートに複数の写真を添付できるのは知っていますが、動画でもそれができればいいな、と思います。これはかなり重要です。それから動画のスレッド化もできるといいですね。Media StudioLiveCutで作成した動画はスレッド形式でツイートできないので、個別の動画として送信する必要があるんです。

背景テクスチャ。

簡単な質問と回答

 

親しみを込めて他のアカウントを茶化すことはありますか?
いいえ。それは個人としても会社としても流儀に反します。

 

複数のハッシュタグを付けることはありますか?
ハッシュタグは1つでいいと思います。

 

言葉を絵文字で代用することはありますか?
もちろんです。

 

自分が関わりたかったと思うほど秀逸なツイートについて教えてください。

とても気に入っているツイートや、自分もこういうツイートができたらいいなと思うツイートはたくさんあります。気が利いていると思うツイートはたいてい話題になり、とてもシンプルです。たしか、Netflixが投稿したとても楽しいツイートがあって、多くのブランドがそれに反応し始めました。それはセックスの時だけでなくTwitterアカウントを管理する時にも使える言葉についてのツイートです。とても気が利いていて面白いと思いましたし、それに対する返しも秀逸なものがたくさんありました。

 

現在フォローすべきアカウントを教えてください。

ウルドゥー語の詩が好きなのでRekhtaをフォローしています。The Tweet Of Godも個人的に気に入っています。厚かましいことではありますけどね。それからNetflixです。米国のNetflixインドのNetflixがあって、インドのアカウントはとても良い仕事をしていると思います。仕事柄、フォローしなければならない通信社が当然ながらたくさんあります。PIB Fact Checkは、かなり最近のアカウントですが、とても気に入っています。これはニュースやWhatsAppの写真などを検証し、事実確認を行う政府公式のアカウントであり、とてもすばらしい取り組みです。

 

下書きフォルダに残っているツイートがあれば教えてください。

私個人の下書きには、自分が学んだことを誰かに伝えたくなるような、心を動かされた日々の出来事が書かれているはずです。たとえば#MondayMotivation のようなツイートです。世界のさまざまな地域の人たちが月曜日に同じ感情を抱くというのは、とてもすばらしいことだと思います。

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