Q&A | Twitterを語る
Twitterを語る: Rajasthan RoyalsのAtishay Agarwalさん
月に一度の「Twitterを語る」では、Twitterで際立ったツイートをしたり大きな話題を集めたりした、特に興味深いアカウントやソーシャルメディアのプロフェッショナルと、その舞台裏に迫ります。今月は、Rajasthan RoyalsのAtishay Agarwalさんに、ブランドアカウントに人間味を与えること、Twitterで過小評価されている機能についてお話しいただきました。
ご自身について簡単に教えてください。Twitterで@RajasthanRoyalsにフォロワーが集まる理由は何でしょうか?
Rajasthan Royalsはインディアンプレミアリーグ(IPL)の初代王者であり、つい先日閉幕したシーズンのファイナリストでもあります。私たちが成功したのは、ほとんどのインドのブランドや他のインドのスポーツチームがまずやらないようなことを、あえてやったからだと思います。私たちは、率直で正直、生意気で自虐的であり、エンターテイメントに全力を注いでいます。この2年半の間、デジタル変革に向けて大変な努力をしました。その過程で、Twitterでも「RR管理者」という人格を使って人間味を持たせることで、自チーム同様に他チームのファンの間でも親しまれるようになりました。
この2年間でいろいろなことがありました。SRH戦の勝利をビリヤニで祝ったり、RCB戦で大敗した後に自虐的になったり、オークション後に新加入選手を歓迎したり、Yuzi選手にTwitterアカウントを乗っ取られたりしました。
2022年にソーシャルメディア分野で働くというのはどのようなものですか?
2022年にソーシャルメディア分野で働くということは、ようやく自分の席が確保され、組織内で重要な発言力を持つようになったということです。私たちの過ごしてきた時代には、組織の上層部は誰もソーシャルメディアに投資をしようとはしませんでした。私たちの仕事に対する理解は浅く、ほとんどが「ツイートを送信している」くらいのものでした。
年を追うごとにその状況は変わってきています。現在、ソーシャルとデジタルは(少なくともスポーツにおいて)ほとんどのマーケティングキャンペーンの中心となり、キャンペーンの考え方や計画に影響を与え、さらにはビジネスにとって重要な収益源とみなされています。
ソーシャルメディアに携わってどのくらいになりますか?その間、業界はどのように変わりましたか?
私が初めてソーシャルメディアに関わったのは、2009年から10年にかけてインド版Goal.comでソーシャルページを作成したときです。当時はOrkutの時代でした。
その後、何度か出たり入ったりして、この7年間はすっかり復帰しています。現在のデジタルとソーシャルは、単に「エンゲージメント数」を稼ぐために毎月代理店やリソースにお金を注ぎ込むだけの不便なコストセンターとは見なされていません。ソーシャルは今や大きな収益を生み出すようになりました。IPLでも、たとえば各チームのスポンサーがソーシャルメディアコンテンツに一定の金額を出すことを約束しています。また、ブランドとIPLチームの間のコンテンツ提携もシーズンごとに増えています。これはインターネット上のどこかに広告を出すよりも、コンテンツを利用した方が意味のある可視性や想起を生み出せるということを、ブランドが認識しているからだと思います。
近年、コンテンツのフォーマットが進化し、縦長の短い動画が世界中で利用されるようになったことも興味深い点です。インドの多彩な言語をメインストリームのソーシャルメディアに取り込もうとする動きは、今後10年間は続くと思います。
Twitterとの関係についてお話しいただけますか?
簡単に言うと、Twitterは個人的に好きなソーシャルメディアプラットフォームです。2010年頃からこのプラットフォームを利用するようになり、ニュース、エンターテインメント、コミュニティをチェックするために必ず使うアプリです。
Twitterの機能の中で特に過小評価されているものは何ですか?
スレッドは、特にブランドから過小評価されていると思います。ストーリーを伝えるためにうってつけのツールで、インフルエンサーは日常的にうまく使いこなしています。優れたスレッドは非常に魅力的で、構成要素を組み合わせることができて、簡単に読むことができます。
高度な検索も非常に便利です。特にソーシャル分野で仕事をしている人にとっては、調査をしたり情報を抽出sたりする際に大いに役立ちます。
Twitterでは会話が非常に重要です。どの会話や返信に対して関わるのか、どのように決めていますか?
複数の要因があります。何よりもまず会話に付加価値を与えられるかどうか。「Jos Buttlerのイニングは素晴らしい!」と言う人に、私たちが「その通り!」と返しても意味がありません。会話を発展させ、疑問を解決し、情報を伝え、楽しませる必要があるのです。
次に、返信しようとしている相手をある程度把握する必要があります。その相手は私たちが関わりたいと思うブランドなのか、またはつながりたいと思う相手なのか。返信先の利用者は礼儀正しいのか、それとも攻撃的なのか。プロフィールにざっと目を通してから返信するのが当社では一般的です。
簡単な質問と回答
親しみを込めて他のアカウントを茶化すことはありますか?
難しい質問ですね!基本的には「いいえ」ですが、過去に相手から挑発されたことがあり、その相手に勝ったときだけ「はい」です
複数のハッシュタグを付けることはありますか?
IPLチームの中で、当チームほどハッシュタグの使用量が少ないチームはないと思います。それでも結局は複数使うことがよくあります。
言葉を絵文字で代用することはありますか?
通常はありません。言葉のほうがずっとインパクトが強いので。ただし例外はあります。例えばDhoni選手の調子が悪いときはヘリコプターの絵文字を使います!
自分が関わりたかったと思うほど秀逸なツイートを教えてください。
たくさんありますが、最近はTwitterでVenezia FCがやっていることが好きです。今まさにこのツイートが頭に浮かんでいます。 最近のLake Superiorのツイートも称賛に値するものがあります。
現在フォローすべきアカウントを教えてください。
Twitterをうまく使っているブランドはたくさんあります。今思いつく限りでは、 Mercedes F1、Zomato、 Venezia FC、Liverpool FC、Netflix India、AS Roma English、そしてドイツ ブンデスリーガのドイツのブンデスリーガクラブのアカウントです。その他、The Tweet Of God、Very British Problems、Boring James Milnerといったパロディ系のアカウントもお気に入りです。
下書きフォルダに残っているツイートがあれば教えてください。
それなら今年の5月29日に用意したものがあります。
「Rajasthan Royals、IPL 2022年チャンピオン」です。
来年、あまり手を加えずに投稿できればと思っています!
注目のコレクション
Twitterを語る
「Twitterを語る」コレクションでは、Twitterで際立ったツイートをしたり、大きな話題を集めたりした特に興味深いパブリッシャーやソーシャルメディアのプロフェッショナルと、その舞台裏に迫ります。